【CITES CoP15】名刺が足りない・・・!

SSN朝イチ会議に参加。

午前は第一委員会、昨日の続きで、生物種名について。サボテンやマホガニーの取引についての議論がされました。ほぼ原案通りに了承されました。サイガアンテロープについて。サイガは中央アジアに棲むガゼルの一種で国境をわたり移動する動物で角が漢方薬に使われています。
現在、サイガプロジェクトが進行中で生息国が保全に努めることと消費国も協力体制をとる。中国は漢方薬の使用の管理について努めており、このプロジェクトに注力していることを強調。

第二委員会は事務局の戦略や能力向上について。

とにかく、一人でも多くの方と挨拶をして名刺交換。ニュージーランド政府代表団(2名)とも名刺交換し、捕鯨についても少しお話伺いしました。

お昼に行われたCMS(「移動性の野生動物種の保護に関する条約」「ボン条約」としても知られています)とワシントン条約との協力関係について説明がありました。例えば、サメ、ゾウ、サイガ、ゴリラなど。
基本的概要の説明でしたね。。。
ちなみに「移動性」とは国境をまたいで移動する動物のことです。

 

午後の第一委員会はヘビの取引と保全管理、サメとエイの保全と管理について議論。サメとエイを20の分類群にわけてそれぞれごとに情報を把握しておくことが議論された。それについて日本政府の賛成。投票の結果承認された。

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第二委員会では、今までの採決の履行状況の確認がありました。象牙などの評価体制が従来通り条約事務局なのか、常設委員会に変えるべきなのか議論されていた。いろんな国々が細かい修正を提案し、特に、ハンテングトロフィ(角、骨、毛、頭、皮、歯、牙など)の定義に一時間以上も時間がかかりました。予定されていた5つの議題が明日に持ち越し。

夕方は、世界銀行もスポンサーとなっているGTI(グローバルタイガーイニシアティブ)の紹介があり、ちょっとしたレセプションがありました。たいていサイドイベントにはレセプションがついていて、今回はかわいいトラのバックで資料を配布したり、イスラム圏なのにお酒まで出ていました。
GTIはトラの生息国13カ国全てが参加しているプロジェクトです。

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ここでカタール大学で山口誠之さんにお会いしました。生物学を教えることの難しさやイスラム圏の生活文化の違いなどについて楽しいお話を伺いました。
山口さんは、ライオンの研究者で、かつてJWCSでも講演していただいたことがあります。偶然カタール大学におられて再会を果たしました!山口さんのご紹介でWWFinternational やトラフィックinternationalの方とも名刺交換ができました。

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こちらはWorld Trust India(WTI)のレベックさん。JWCSでは長くお付き合いさせていただいております。

夜は、五つ星フォーシーズンズにて宝石珊瑚保護育成協議会がホストを努めるレセプションにお邪魔しました。ぱっとみたところ70人近くが参加したようです。

到着してから一日に何十人の方と名刺を交換したでしょうか。いろんな立場の人のお話を聞いて土台を築きつつ、JWCSとして4月2日の報告会でも詳しくお伝えできればと思っています。

明日17日は、マグロについて議論されるのではないかと日本で報道されているようですが、はたしてどうでしょうか!?
ブログ、twitterをお楽しみに☆