クラウドファンディングでワイルドライフカレッジ先行予約
受講者が「1年後の私は、野生生物のために何かができるようになる」のを目標に、
野生生物保全の理論を学ぶ→フィールドワーク→活動の実践を学ぶ→やってみる のステップで学ぶ「ワイルドライフカレッジ」を開講します!受講後は自分の得意な分野で、野生生物保全に取り組めるよう応援します。
地球環境基金の助成により、学生は無料で受講できます。
学生以外の一般受講者は、クラウドファンディングの仕組みを使って、6月30日から前期ウェビナー(全4回)の受講の先行予約を受け付けます。
一般受講者のウェビナー受講料は1回あたり1,000円ですが、クラウドファンディングで受講料にご寄付を上乗せした支援金を選択していただいた場合、当会主催の東京・上野の不忍池での観察会にご招待のほか、さまざまな特典があります。
ご参加お待ちしています!
前期ウェビナーの講座
1.ファジー(曖昧)な用語で市民権を得た生物多様性
講師:小川 潔(JWCS理事・東京学芸大学名誉教授)
日程:2022年7月20日 19時30分〜21時
内容:“生物学的多様性(Biological diversity)”ではなく、“生物多様性(Bio-diversity)”という言葉で世界的に普及した概念を、タンポポ類を例に解説しながら、生物多様性保全の基本を考えていきます。
#生物多様性 #種分化 #タクサ(分類群) #地理的隔離 #自然選択と偶然性 #生物間相互作用2. 身近な自然と、私たちができること
講師:小川 潔(JWCS理事・東京学芸大学名誉教授)
日程:2022年7月27日 19時30分〜21時
内容:生物多様性保全の具体的場で起こる悩ましい問題を通して、人間の側から心がけたいこと、社会の寛容さを考えます。
#外来種と在来種 #雑種形成 #餌やり #保全活動の目標 #普通種の減少 #アンブレラ種の活用 #地域のアイデンティティ形成
3. “賢明な利用”とはなにか、誰にとっての“賢明な利用”なのか
講師:湯本 貴和(元京都大霊長類研究所教授)
日程:2022年8月3日 19時30分〜21時
自然を利用して利益を得る人たちと、その結果として自然枯渇や自然災害などの被害を受ける人たちは必ずしも同一ではありません。この隔離が対応の遅れや事態の深刻さが伝わらない原因になっています。この隔離によって生まれる問題の対処方法について、考えていきましょう。
#自然資源の利用 #持続可能な利用 #自然の枯渇や災害 #受益者と負担者4.地球サミットからSDGsまで 進展する市民活動、グ・ローカルの視点から
講師:古沢 広祐 (JWCS理事・國學院大学客員教授)
日程:2022年8月10日 19時30分〜21時
内容:「ローカル」な自然保護が、「グローバル」な地球環境問題と密接につながっています。国際環境条約やSDGs(持続可能な開発目標)がどのように生まれたか、市民セクターがはたしてきた役割、これからの地球市民が目指す自然共生ビジョンについて、幅広く考えましょう。
#地球サミット #SDGs #国際環境条約 #市民活動 #自然共生