野生生物との付き合い方を考える フィールドワーク
2,953 頭* − この数字が何を意味するかわかりますか?
2022 年度に全国で捕殺されたツキノワグマの頭数です。
そのうち 6番目に多い177 頭*が長野県で捕殺されました。
そんな長野県でツキノワグマと人との共存を目指して活動を続けている団体の一つが、NPO法人 信州ツキノワグマ研究会です。長野県では、生息地である森林の変化とともに、ツキノワグマの生息範囲や利用場所も変化して人との軋轢が増えています。クマの生態を調査することで、「捕殺だけではクマの被害は減らない」ということが明らかになってきているそうです。同会のフィールドの一つである長野県伊那市などを訪問して、ツキノワグマの追跡調査や調査から導き出された共存のための対策について学びます。普段は見ることができない保全活動の現場を見せていただくことができる大変貴重な機会です!
出典:環境省「クマ類の捕獲数(許可捕獲数)について」(R5年3月末暫定値)/ツキノワグマの写真:NPO法人 信州ツキノワグマ研究会
【開催日】 2023年8月5日(土)~6日(日)
【訪問先】 長野県 伊那市 他
【参加費】 宿泊費実費(7,300円)
【往復】 現地集合・解散(学生は3万円を上限に交通費補助)
【参加条件】 前期ウェビナー全4回受講(これから録画を視聴して申込することもできます。 詳しくは→ https://www.jwcs.org/event/2655/ )
【申込受付期間】 ※定員に達しました
【定員】 15 名
【講師】 瀧井暁子ほか 信州ツキノワグマ研究会メンバー
【お申し込み&参加方法】
(1) Googleフォームからお申込み下さい。 https://forms.gle/kGHj2iaHXxgJpFp7A
(2) 随時参加の可否をメールでお知らせします。
(3) 7月25日(火)までに参加費(7,300円)を当会の口座にお振込み下さい。
*宿泊はJR伊那北駅前ファインデイズホテル(シングル朝食付き)です。
【学生交通費補助】
① 当日は交通費をご自分でお支払いのうえ、領収書をもらい、持参して下さい。航空券はエコノミークラスのみ利用可、タクシーおよびグリーン車は利用できません。
*往復切符を購入しなかった場合は、帰りの交通費の領収書の写真を後日メールでお送り下さい。
② フィールドワーク終了後、交通費(3万円上限、領収書をご提出頂いた分のみ)を参加者の口座にキャッシュバックします。
1日目は信州ツキノワグマ研究会の瀧井暁子先生による勉強会を開催します。信州のツキノワグマを取り巻く課題や、共存を目指す取り組みについて学びましょう。(当日は周辺で伊那祭も開催予定♪)
2日目は信州ツキノワグマ研究会の皆さんと、河畔林の下草刈りからスタート。クマの通り道の草を刈ることで、遠くからでもクマの姿が見やすくなり、人間との衝突を防ぐのに役立ちます。その後、バスと徒歩でクマがよく現れる畑の周辺や、実際にクマの被害が発生した現場などを見て回ります。
充実した1泊2日のフィールドワーク、お友達とお誘い合わせのうえ、ぜひご参加下さい!
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