EU諸国とのPost2020意見交換会

2019年5月17日、IUCN日本委員会の呼びかけで、欧州連合・欧州連合加盟国の生物多様性担当官と日本のNGOとの意見交換が駐日欧州連合代表部にて行われました。

テーマは生物多様性条約愛知ターゲットの後の期間の目標、Post2020です。Post2020は、2020年に中国で開催される締約国会議での採択をめざし、さまざまな利害関係者を巻き込んで意見を出し合う段階にあります。この意見交換会もその取り組みの一つです。

印象に残ったのは資金の流れに注目しているようだったことです。。
補助金を生物多様性に悪いものから良いものに変えるという目標は愛理ターゲット３にすでに挙げられていますが、その他の手法として
グリーンファイナンス（環境に良い効果を与える事業への資金提供）や自然資本（自然の価値を企業会計に取り込む）の成長や、JICAが行っているような国際支援を、森林伐採ゼロの事業に変えることなどが話題に出ました。

またKey Biodiversity Area(KBA)は「確実に保護するべき場所」との発言もありました。