【CITES CoP17】会議報告④ ウナギと宝石サンゴ

25日午後、EUが提案したウナギの生息状況と取引の調査と、米国が提案した宝石サンゴの取引の調査の提案が議題になりました。どちらの提案も日本は支持しました。
 ウナギについて日本政府は、生息国と消費国の協力が必要、環境の悪化と捕りすぎで生息数が減少している。国内の取り組みも必要。調査によりヨーロッパウナギを附属書Ⅱにした評価ができるだろうと発言していました。
 宝石サンゴの議題では日本政府は中国の違法漁船を中国政府と協力して取り締まったことを強調。そして取引を調査するためのアンケート項目について、日本政府は削除と変更の提案をし、中国もそのアンケート項目に意見があるというので、夜に日本、中国、米国で検討することになりました。この二つの提案そのものに反対する国はありませんでした。