生物多様性条約COP15に参加しています
生物多様性条約(CBD)第15回締約国会議(COP15)は2020年に中国で開催する予定でしたが、新型コロナウイルスのため延期され、開催地もカナダのモントリオールに移されました。2022年12月3日から5日は「ポスト2020生物多様性枠組」に関する公開作業部会(OEWG)、7日から19日は締約国会議と約2週間にわたって開催されています。
JWCSスタッフも、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)のユースや若手職員の人材育成を目的としたユース参加枠で参加しています。
2011年~2020年までの生物多様性に関する国際目標であった「愛知目標」はいずれも達成されませんでした。今回のCOP15では、2030年までの国際目標が決定される歴史的な場面になることから、世界各国から1万人を超える参加者が登録しています。
この目標の中には、
・2030年までに地球の陸域と海域のそれぞれ30%を保護区域に指定する「30 by 30」と呼ばれる目標(目標3)
・生物種の採取・取引・利用を合法かつ持続可能にする目標(目標5)
などがあります。
目標ごとの文章を議論する会議(コンタクトグループ)では、その文章に使われる単語ごとに議論がなされ、朝から夜中まで続いたものもありました。会議の様子はこちら(http://bd20.jp/category/conference/cbd-cop15/)から視聴できます。またIUCN-JのブログにJWCSスタッフの記事(http://bd20.jp/2022-12-05-02/)が掲載されていますので、ご覧ください。