国際自然保護連合(IUCN)ウナギ専門家グループ議長が来日しての勉強会に参加

8月22日、IUCN日本委員会の事務局がある、日本自然保護協会にて、IUCNウナギ専門家グループ議長のマシュー・ゴロック博士がロンドン動物学会によるウナギの研究と保全の取り組みの報告がありました。当会はIUCNのメンバーとしてこの勉強会に参加しました。
ウナギはヨーロッパウナギがIUCNレッドリストでCR(深刻な危機)、ニホンウナギはEN(危機)となっています。ヨーロッパウナギがワシントン条約で国際取引が規制された後、他のウナギ種の取引による個体の減少が懸念されています。
そのためヨーロッパでの保全の取り組みや河川でのモニタリング、フィリピンで、ウナギを川のカギとなる種と位置付けたコミュニテイベースの保全プロジェクトなどが行われていることが報告されました。